こんにちは!現役アウトドアガイドのAKです。
洗濯や掃除に使える万能洗剤として、ほとんどの人が知っているオキシクリーン。
とはいえ、失敗したという話をよく聞くのも事実。
オキシクリーンは万能洗剤なのに、失敗する人が出る理由は何故でしょうか?
今回の記事では、オキシクリーンを使って洗濯や掃除をしたけど、『変色したり柄が落ちてしまった、思ったよりも効果が期待できなかった』
こういった疑問について、失敗例を参考に何故上手くできなかったのかを説明します。
その上で、効果的な使い方や失敗しないためのコツなども紹介するので『これからオキシクリーンを使ってピッカピッカにするぞ!』
そう意気込んでいる方は是非一度読んで頂ければと思います。
オキシクリーンを使っての洗濯、掃除の失敗例
始めにオキシクリーンの成分について、簡単に説明します。
オキシクリーンの成分は主に過炭酸ナトリウム(酸素系漂白剤)で、アルミと相性が良くない弱アルカリ性の成分が含まれています。
※オキシクリーンと過炭酸ナトリウムはほぼ同じように使用できます。
ちなみに、オキシクリーンは100均にある過炭酸ナトリウムで代用可能です。
下記の記事に詳しく説明しているので、参考にしてください。
では、ここからオキシクリーンを使っての洗濯や掃除の失敗例をそれぞれ紹介していきます。
※今回はいろいろな失敗を紹介するにあたり、インスタグラムの画像を引用させて頂きました。
皆さまの失敗例のおかげで、上手に洗濯・掃除ができる方がいる(私もその一人です)ので、感謝の気持ちを持って掲載させて頂いています。
衣類の洗濯
衣類の洗濯でも大活躍のオキシクリーンですが、必ずしも汚れが落ちるという訳ではなさそうです…
絵の具の汚れが落ちきっていないのがわかりますね。
何故失敗したのかは本人ではないのでわからないですが、一晩中つけおくのはちょっと長すぎる気がします。
換気扇の掃除
オキシクリーンの掃除で検索すると、比較的よく出てくるのが換気扇の掃除ですが…
換気扇の掃除は面倒だし、普段なかなか掃除する機会が少ないので油や汚れが溜まりやすい場所です。
なので、オキシクリーンでピカピカにしたくなりますよね。
ただ、換気扇の素材にはアルミが使用されている事が多く、オキシクリーンを使って掃除をしてしまうと、アルミが変色してしまう場合があります。
そのため、換気扇の掃除にはオキシクリーンを使用するのは辞めた方がいいでしょう。
シンクの掃除
インスタやSNSで検索するとかなりの高確率で、シンクのオキシ漬けが出てきます。
ただし、シンクの掃除もオキシクリーンを使う場合が注意が必要です…
シンクに多く使われてるステンレスは、オキシクリーンを使うとくすみや汚れが落ちます。
ただ、フッ素コーティングが施されているシンクではコーティングが剥がれて変色してしまうことがあるのです。
それも、まだらにはがれてしまうことが多いようで見た目がかなり残念な結果になってしまいます。
フッ素コーティングをしていないシンクであればそれほど問題はありません。
反対に、フッ素コーティングされているシンクでも、つけ置きする時間を短くすれば変色するリスクを減らすことは可能です。
ただ、リスクを考えるとシンクの掃除にオキシクリーンを使用するのは、控えた方がよさそうですね。
お風呂の掃除
オキシクリーンといえば、お風呂掃除!
個人的には、それぐらいイメージのある使い方ですが失敗例を見てみると…
お風呂掃除のオキシクリーンの失敗例は、主に水を貯めれないのが原因です。
そのため、使用したらダメな素材という訳ではないので、いかにしてオキシクリーンの洗剤水をキープするかにかかっています。
靴の掃除
靴も、もちろんオキシクリーンで綺麗にできます。
ただ、注意する事ももちろんあります…
運動靴などは大丈夫なのですが、レザー素材や革靴はオキシ漬けをしてしまうと、靴がボロボロになったりプリントがはがれたりします。
もちろん汚れは落ちるのですが…
失敗例から学ぶ使ってはいけない素材
ここまでで、いろいろな失敗例をみていきましたが、その原因のほとんどがオキシクリーンに合わない素材でオキシ漬けをしていた事にあります。
そのため、オキシクリーンに使ってはいけないものを知っていれば、失敗する確率もグンッと下がりますよ。
洗濯の場合
洗濯する場合以下のものは、オキシクリーンを使うのに適していません。
- 洗濯で色落ちした物の漂白
- 天然の着色料を使用している物
- シルクやウール製品
- ペルシャ製カーペット
- 麻
- 麻混紡製品
- 金属
- アルミ
- 皮製品
ここで紹介したものをオキシクリーンを使って洗濯した場合、生地や製品を傷めてしまったりするので注意が必要です。
掃除でやると失敗する場所
オキシクリーンを使って掃除をするのに適していない場所を紹介します。
- 換気扇
- コンロの五徳
- 塗装やコーティングが施されている場所
- ワックスの塗られているフローリング
- 畳
- シンク
オキシクリーンを使って失敗してしまう場所で特に多いのは、換気扇とシンクです。
換気扇はアルミ製ですし、シンクなどはコーティングが施されている事が多いので、失敗する原因はここにあったという事です。
とはいえ、掃除に失敗しそうで怖いなと言う方はプロにお任せした方が確実。
オキシクリーンを効果的に使用するには?
オキシクリーンを使ってみたけど『噂ほど効果が得られなかった』という方は、先ほど説明したオキシクリーンに適していない、素材に大して使用していたからかもしれません。
もしくは、分量・つけおく時間・水温のいずれかに原因がある可能性も考えられます。
そこで、次では上記で紹介した、分量・つけおく時間・水温の3つに関して、どうすれば効果的になるのか、説明していきます。
分量
オキシクリーンを使って洗濯や掃除をする際の分量は、お湯1リットルに対し過炭酸ナトリウム小さじ2(10ml)以上の濃度が必要です。
オキシクリーンを使用する場合は、かなり濃度を濃くしてしようしないと、思っているような洗浄効果は期待できません。
そのため、薄いオキシ水ではなく『濃すぎない?』これぐらいの分量を入れるイメージです。
ただし、あまりに濃すぎると色や柄まで落ちてしまうかもしれないので、上記の分量を目安にしてください。
つけおく時間
つけおく時間は最低20分はつけましょう。
あまりにも、時間が短すぎると効果も得られません。
つけおき時間は放置し過ぎると逆効果になりますが、反対に汚れが頑固な場合は長めにつけた方がよく取れます。
つけおく時間は汚れや掃除する場所によっても変わり、シンクやお風呂などの場合は6時間つけおく人も多いです。
もちろん、汚れの経過を見ながらつけおく時間を決めるのがいいですが、最低20分ルールを守れば一定の効果は得られます。
水温
オキシクリーン(過炭酸ナトリウム)が漂白除菌力を発揮するには、
水温が大事で、40〜50度で熱いお風呂くらい(ギリギリ手を入れられるくらいの熱さ)にするのがポイントです。
反対に40℃以下だと、充分な漂白効果が得られません。
何度もオキシクリーン(過炭酸ナトリウム)で洗濯した私としては、水温を上記の温度にするのが一番大事なポイントだと思います。
ちなみに、下記の記事は実際に過炭酸ナトリウムを使用してつけおき洗いや、煮洗いをして効果を実証しているので、参考にして下さい。
洗濯つけおき洗いのやり方を画像付きで徹底紹介!驚きの効果に驚愕!
上手な煮洗いの方法は?実際にシャツの臭いが取れたやり方を大公開!
オキシクリーン失敗しないためのコツまとめ
オキシクリーンは万能洗剤ですが、アルカリ性なので、使用するものには注意しましょう。
流行りに乗ってなんでもかんでも、オキシクリーンを使ってしまうのは、失敗する元なので、正しく使用したいですね。
特に使用不可でもないのに、十分な効果がなかった場合は、水温、濃度、時間のどれかが不足していたと考えられるので、今回の記事を参考に再チャレンジしてみて下さい。
正しい物に正しい使い方をすれば、驚くほどの洗浄漂白効果が期待できますよ。
今回の記事が皆さまの一助になれば幸いです。
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