こんにちは!現役アウトドアガイドのAKです。
作業用手袋の正しい洗濯のやり方って知っていますか?
『洗濯機に入れて回せばいいじゃん!』もちろんこれも間違ってはいないんですが、洗濯機だけで作業用手袋についた頑固な汚れを落とすのは中々難しいです。
また、作業用手袋の油汚れや泥などが洗濯槽についてしまうのに抵抗がある私は、もっぱらつけおき洗いで洗っています。
そこで、今回の記事では作業用手袋の洗濯を実際にやってみたので、正しい洗濯方法やコツを紹介していきます。
今回紹介する洗濯方法では、汚れはもちろん手袋内側の嫌な臭いも除去できるので、是非参考にしてください。
作業用手袋の洗濯方法
作業用手袋の洗濯方法は洗濯機で洗濯するのではなく、つけおき洗いが効果的です。
つけおき洗いとは、洗濯機では落とせないような頑固な汚れやシミを落とすのにも効果的な手洗いの洗濯方法になります。
我が家では、油や泥などで汚れた作業着や手袋など洗濯機に入れたくない(洗濯槽が汚れる)ものは手洗いで洗濯しています。
作業用手袋のつけおき洗いの手順を説明します。
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バケツや鍋などの大き目の容器にお湯と洗剤、洗いたい洗濯物を入れる
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撹拌しながら、洗濯物全体がお湯に浸かるように
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30分以上つけおきしたら水で汚れを洗い流す
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最後は天日干し
上記の通りつけおき洗いのやり方は鍋やバケツなどの大き目の容器にお湯と洗剤を入れ、その中に洗濯物を入れてつけおくだけです。
ちなみに、洗濯機でも同じようにつけおき洗いをする事が可能で、下記の記事に詳しくやり方を説明しているので参考にしてください。
用意する物
では、ここからは実際に作業用手袋をつけおき洗いした際に用意した物を紹介します。
用意した物としては、上記の通りです。
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洗濯する手袋
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大き目のバケツやホーロ鍋など(鍋の場合は素材に注意)
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30分以上つけおきしたら水で汚れを洗い流す
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トング(撹拌する際などに使用)
必ず用意するほどの物でもないので、参考程度にしてください。
私の場合はバケツを容器にしましたが、鍋でも大丈夫です。
ただし、鍋はステンレスもしくはホーロ鍋を使用しましょう。
アルミの鍋だとコーティングが剥がれてしまうので使用しないでくださいね。
また、洗剤とお湯を撹拌する際に手ですると手荒れの原因になるので、トングや菜箸などを使用しました。
洗剤は普段使いの洗剤でも大丈夫ですが、私は作業服や手袋には油汚れに強い洗剤を使用しています。
使ってみた実感としては、既にしみ込んでいるような古い汚れは落ちませんが、比較的新しいオイルのシミや油汚れはきちんと落ちます。
普通の洗濯洗剤では落ちないような汚れも、新しいものなら落ちるという感じなので私はこの洗剤を使用しています。
実際に洗濯した手順
では、実際に私が作業用手袋を洗濯した手順を解説していきます。
①バケツや鍋などの大き目の容器にお湯と洗剤、洗濯物を入れる
※お湯の温度は50℃で入れ、洗剤の量は標準よりも多めに入れています。
②撹拌しながら、洗濯物全体がお湯に浸かるように
手ですると手荒の原因になるので、トングで洗剤とお湯を撹拌し、洗濯物が万遍なく浸かるようにします。
③30分以上つけおきしたら水で汚れを洗い流す
私の場合は1時間つけおきしました。
汚れが頑固な場合はつけおき時間を延ばすといいです。
④最後は天日干し
裏返しで天日干しにする事で、雑菌の繁殖を抑え嫌な臭いもなくなります。
実際にやってみた感想と効果
効果に関してはこちらのビフォーアフターの画像を見ていただければ…
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汚れも落ちて綺麗になっているのがわかりますね。
前からついた古い汚れは完全には落ちていないので、なるべく汚れたら早めにすると良さそうです。
また、画像では伝わりませんが裏返しで洗濯する事で嫌な臭いも消えたので、快適に使用できます。
それと、実際にやってみた感想としては、普通のつけおき洗いとやり方はなんら変わらないなと感じました。
下記の記事はつけおき洗いのやり方や効果について詳しく解説しているので、是非参考にしてください。
作業用手袋を洗濯する際のコツ
ここからは、作業用手袋を洗濯する際のコツについて解説していきます。
手袋は裏返しで洗濯する
作業用手袋を洗濯する際は、手袋を裏返してから洗濯するようにしましょう。
こちらの動画では手袋のプロが何故裏返しにするのか、理由について説明してくれています。
一応補足として解説すると、手袋の内側は外の空気に触れないので臭いや汚れがこもりやすく雑菌が繁殖しやすいんです。
手袋の内側って臭いがこもって汗臭かったりしますが、原因は皮脂や汗で雑菌が繁殖しているから。
裏返して洗濯する事で皮脂や汚れが落ちて臭いの元の雑菌がなくなるので、面倒ですが裏返して洗濯をしましょう。
お湯で洗濯をしよう
作業用手袋を洗濯をする際は水ではなく、お湯で洗濯しましょう。
お湯で洗濯する事で油や皮脂などの汚れが格段に落ちやすくなります。
また、お湯の温度は洗剤は50℃ぐらいがベストで洗剤が一番洗浄効果を発揮してくれる温度です。
作業用手袋の洗濯で注意する事
ここでは、作業用手袋を洗濯する際に注意する事を紹介していきます。
一晩中などの長時間のつけおきは避ける
つけおき洗いは、長時間のつけおきはNGです。
あまりに長時間しすぎると、せっかく落ちた汚れが再付着する可能性があります。
基本的に洗剤には再付着を防止する効果がありますが、色落ちや他の洗濯物に色が付いたりすることも。
ただし、つけおき時間は短すぎても効果が薄いので、最低30分以上はつけおくようにしましょう。
また、洗剤がもっとも効果を発揮する温度は40℃~50℃で、それ以下の温度でつけおき洗いをしても効果が薄いです。
そのため、あまり長い時間つけおきを放置しても意味がないので、せいぜい2~3時間程度にしておきましょう。
裏返しと天日干しは必須
既に話した内容ですが、手袋の内側は使っている時は密閉された空間で湿気やすく雑菌が繁殖しやすいです。
そのため、洗濯した際は必ず裏返しで天日干しをしてあげましょう。
裏返しで天日干しをしないと、手袋ってなかなか乾きません。
半乾きのままだと、すぐに雑菌が繁殖し臭くなるので、必ず裏返して完全に乾かせてから使用してくださいね。
まとめ
実際に手袋を洗濯してみるとつけおき洗いの工程は凄く簡単なんですよね。
ただ、何が一番大変かと言うと手袋を裏返す工程なんです。
特に厚手の手袋だとなかなか裏返すのは大変で、何個もあると面倒がりなので『もう表のまま洗濯してもいいかな…』こんな感じになります。
ただ、実際に裏返さずに洗濯して干した時って、やっぱり内側の臭いが臭いんですよね。
なので、何度も説明していますが、作業用手袋を洗濯するので一番大事なのは裏返すという事だと思います。
ドライバーの持ち手の部分を使ったりすると手でやるより幾分か楽だったので何か道具など使えば楽かもしれませんね。
手袋を簡単に裏返せる商品もあるようなので、今度はそれを使ってやってもみようかなとも考えています。
今回の記事が皆さまの一助になれば幸いです。
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