こんにちは!現役アウトドアガイドのAKです。
結婚式と聞くとワクワクする反面、マナーが多くて気にする事がいっぱいと頭を悩ませる人もいるのではないでしょうか?
最近では、いろいろな価値観が受け入れられつつあり、マナーも緩くなっている傾向ではあると感じます。
ただ、やはりマナーは最低限抑えておきたいのと、その意味を知ると日本人ならではの礼節を重んじる為の文化でもあるので、一概にないがしろにはできないと感じます。
若い世代にはあまり馴染みがないかもしれませんが、その一つとして、結婚式ではご祝儀を袱紗に包んで持参するという正式なマナーがあります。
そこで、今回は結婚式での袱紗の包み方について説明したいと思います。
この記事を書いている私自身ハッキリ言って、袱紗を包んだ経験も少なく初心者同様です。
※この記事を書くにあたり袱紗について、自分で調べた後に、母方のばあちゃん(礼儀作法に厳しい)に教えてもらいました。
ただ、そんな私だからこそわかる、初心者におすすめなご祝儀を包みやすい袱紗を紹介します。
袱紗について網羅的に包み方と種類も解説していくので、参考にしてください。
袱紗って
包み方や種類を説明する前に、そもそも袱紗って?という方の為に簡単に解説します。
偉そうに言っていますが、ばあちゃんに教えてもらうまで私もほとんど知りませんでした((+_+))
袱紗とは、金封を包んで持ち運ぶための布の事です。
正式なマナーとして、お祝い事やお悔やみ事どちらでも金封は袱紗に包み持参します。
また結婚式の場合は、袱紗を包む理由は2つあります。
- ご祝儀を汚したり、折れたりしないようにする役目
- ご祝儀を渡す相手に心も一緒に包んで渡すという礼節のため
個人的に意味を知ると、日本人でよかったとほっこりします。
実際の結婚式でも、皆ご祝儀を袱紗に包んでいるの?と気になりますが、最近の結婚式では袱紗がない人の方が多いです。
そのため、個人的にはなくてもいいけど、あった方が丁寧だよねって認識です。
もっと詳しく知りたい方は以下の記事を読んでみて下さい。
実際に結婚式に夫婦で参加したので、生の感想や意見です。
結婚式に袱紗がないのは非常識?結婚式に参加して感じた必要性を紹介
結婚式での袱紗の役割についてわかって頂けたと思うので、次は本題の包み方や種類について解説します。
袱紗の種類
袱紗の包み方を説明したいのですが、先に種類について説明していきます。
理由は、袱紗は種類によって包み方が違う為で袱紗の種類を先に説明した方がわかりやすいかなと思ったので。
これから紹介する4種類の袱紗はどれを使ってもマナー上問題はないので安心してくださいね。
また袱紗を全く触ったこともない初心者でも簡単に、ご祝儀を包める袱紗があるので、そちらについても紹介します。
ちなみに、結婚式のご祝儀をいくら包めばいいのか悩んでいる方は以下の記事が参考になります。
親族のみの食事会 ご祝儀はいくら包む?お互いが気をつかわない金額は
初心者おすすめ、金封袱紗
初めての方、もしくは簡単に包みたいという方におすすめなのは、金封袱紗です。
長財布のような形をしていて、金封を挟み込むようにして使います。
おすすめの理由は、ご祝儀を包まず挟むので、包む必要がない!これに尽きます。
実際の結婚式でも、この金封袱紗(挟むタイプ)が一番多く見たので迷ったらこれを選べば大丈夫です。
正方形シンプルな袱紗
何もついていない正方形の袱紗です。
爪付き袱紗
包んだ後に包みが開かないように、布を留めておくための爪が付いています。
台付き袱紗
金封をのせるための台がついています。
台の四隅には金封を台に固定するための、ゴムや紐が付いている物もあります。
台があるので、金封が崩れたり、型崩れしにくいのが特徴です。
袱紗でのご祝儀袋の包み方
どんな袱紗があるのかわかった所で、袱紗でご祝儀袋の包み方を説明していきます。
爪付き袱紗と台付き袱紗
袱紗がない場合のハンカチなどで代用する場合も同じ要領で包みます。
分かり易い動画があったので貼っておきます。
結婚式などのお祝いごとでの袱紗の包み方は、まず袱紗を広げて中央よりやや左にご祝儀を置きます。
- 左側を中に折り込む
- 上部を中に折り込む
- 下部を中に折り込む
- 右側を中へ折り込み、あまった部分を裏へ折り返す
これがお祝い事やお見舞いでの袱紗の包み方です。
金封袱紗
手書きで申し訳ないですが、下の画像のように包みます。
金封タイプの袱紗には右開きと左開きがあり、お祝いやお見舞いの時には、右開きになります。
反対に、左開きになるよう差し込むとお悔やみ事の入れ方になるので注意してくださいね。
結婚式に相応しい袱紗の色と柄について
袱紗の種類や包み方について解説してきました。
ここからは、結婚式でマナー違反にならないために抑えておきたい袱紗の色と柄について説明します。
袱紗の色
色は近年の結婚式では、そこまで気にする必要はないと思います。
ただ、ご年配の方やマナーに厳しい方も少なからずいるので、基本的に女性はお祝い事にの時は暖色系の明るい色を使います。
一般的に使われる色は、赤・オレンジ・桃・ローズピンク・金などです。
こうして見ると、明るい色なら幅広くどの色でも使えそうですね。
女性で避けた方が無難な色としては、黒や紺などの暗めの色で、お悔やみ事として認識されてしまうかもしれません。
反対に男性は、明るい色を持ちにくいのもあり、スーツと合わせた紺や黒ぽい色の袱紗を利用している人も多いです。
そのため、女性ほど色については気にしなくても大丈夫です。
また、結婚式などのお祝い事にも、お葬式などのお悔やみ事と、男女とも両方使える色として紫があります。
紫の袱紗は男女ともに使えるので一枚持っておくと便利です。
袱紗の柄
柄は慶弔両方とも無地の物が好ましいとされています。
ただ、柄が入っているからNGという訳ではなく、お祝い事に相応しい柄を選べばOKです。
お祝い事に相応しい柄は、松竹梅や・扇・亀甲などです。
また、最近ではレースがあしらわれた、お洒落な柄の袱紗も徐々に認められています。
柄や色については、目安ぐらいに考えてもらえればと思います。
実際結婚式に参加して思いましたが、最近はそこまで厳しい人は少ないので、考え過ぎず選んでもらうと良いです。
まとめ
この記事を読んでもらった方はわかると、思いますが袱紗の包み方自体はどれもそれほど難しくないです。
動画や画像を見れば誰でも簡単に、ご祝儀を袱紗に包む事ができると思います。
ただ、初めて袱紗を使う人にとっては、何故かハードルが高く感じるのも事実で、私自身がそうでした。
そのため、あえて初心者がとっつきやすいという意味で、挟むだけの金封袱紗をおすすめに紹介しました。
実際やってみると向きに注意して挟むだけですからね。
この記事を通じて何が伝えたかったと言うと人って、知らない事や経験したことがない事はついつい遠ざけてしまいます。
ただ、一度経験してみると思った以上に簡単だったり、やってみる事で物事の意味を知って一気に次からのハードルが下がる事ってよくあります。
事実私も、金封袱紗を使ってから次の結婚式では他の袱紗も使ってみよう!そんな風に思っています。
同時にそんな風に思わせてくれた、ばあちゃんに感謝です(^^)
袱紗に包んでご祝儀を持参するのは正式マナーですが、最近ではあまり見かけませんね。
別になくても全く問題ないですが、こうやって知識が増えたうえで自分はどうするのか選択する方が何でもいい気がします。
今回の記事を読んで「袱紗を包んでみようかな?へえ袱紗ってそんな意味があったんだ」と誰か一人でも思えてもらうと嬉しいです。
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